学校再開後の音楽の授業を考える② 「授業の前に」

2 授業コラム

皆さんこんにちは!

前回は学校再開後の音楽の授業について、

必要な対応について整理してみました。

今回は、これを受けて、

授業レベルでもう少し具体化させて、

考えていきましょう!

なお、あくまでここで示す授業の在り方ややり方は、

私見ですので、

各自治体や学校の方針に則って、

先生方が必要な措置を判断したり、講じたりする必要があることを

忘れないでください。

必要な対応の復習

まずは前回の復習です!

①生徒や教師自身が意識すべきこと

  1. 他者に飛沫(ウィルス)を飛ばさない
  2. ウィルスの付着につながる接触をしない
  3. 自身への飛沫(ウィルス)の付着を防ぐ

②学習環境として意識すべき対策

  1. なるべく広い教室等で授業を行う(既存の音楽室にこだわらない)
  2. 十分に換気が行える、窓や入口の大きな教室等で授業を行う
  3. 児童生徒が対面とならず、可能な限り間隔を確保した座席配置で授業を行う

上記①②を踏まえて、

授業の前にどのような準備を行うべきか、

考えてみましょう!

授業の前に行っておくこと

① なるべく広い教室の確保

音楽の授業と言えど、既存の音楽室にこだわらず

3密をなるべく回避できるような広い教室を確保しましょう。

他学級や学年、他教科との調整も当然必要でしょうが、

空き教室や多目的室のような少し広めの部屋など、

使えそうなところは検討してみましょう!

② 換気や除菌の徹底

当たり前ですが、ドアや窓を開放し、換気を行いましょう。

対角線の2方向を開けることが推奨されています。

また、除菌ですが、

机や椅子などの児童生徒が触れる可能性があるところについて、

除菌しましょう。

ピアノや打楽器、CDラジカセや電機のスイッチなどもそうですね。

学校の方針で無理かもしれませんが、

児童生徒の係が除菌を行うことも、これからのスタイルを考えたら、

学校において必要な活動かもしれません。

さらには、

児童生徒が絶対に触ってはいけないところを周知する

ことも必要かもしれません。

最後に、学校としての消耗備品が許すならば、

アルコール消毒液の設置も行いたいものです。

③ 児童生徒の座席配置の固定

音楽室は移動教室として、

児童生徒を迎えることが多いです。

身体的な接触や対面となることを回避するためにも、

児童生徒の座席を固定しておきましょう。

「授業では、気分を変えるため、毎回座席を変更している」、

そんな音楽科の先生もいるかもしれませんが、

しばらくは固定した座席が良いかと思います。

また、「うちの音楽室には椅子しかない」

という学校の場合ですが、

可能ならば、

机もあるほうが、落ち着く子どもは多いと思います。(可動域を極力減らすということ)

また、児童生徒が対面となることを避けるために、

当然間隔を広げますが、市松模様的な配置や、

顔を向けなくても良い程度の広めの扇型など、

子どもたちの顔の向きも意識して配置をしてみましょう!

④ 授業前の確認事項の共通理解

これは音楽科として、というよりは、

学校として、授業を始める前に児童生徒と必ず確認すること

徹底しておいた方が良いです。

例えば、

  • アルコール消毒をしたか
  • マスクをしているか
  • ハンカチが手元(机上)にあるか
  • 教材・教具の使い方(使用前後に除菌をする必要があるものの確認等)
  • 教科書等を忘れた際の付与や貸借の禁止
  • 健康観察

などです。

授業の準備がイメージできてきました。

次回は実際の授業中をイメージして、

学習活動について考えていきましょう!

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